すい臓がん検診の検査方法について

日本国内におけるがん患者の数は年々増加傾向にあり、現在では日本人の2人に1人が生涯のうちに何らかの種類のがんにかかることが統計によって明らかになっています。

がん検診に関する疑問にお答えします。

がんは身体中の様々な臓器や器官にできる可能性がありますが、特にがんができやすいとされている臓器の一つに『すい臓』があります。

すい臓は胃の後部にある長さ20センチほどの細長い形状の臓器で、体内では食事の消化や血糖のコントロールといった重要な役割を担っています。



しかし、すい臓はこれらの重要な役割にも関わらず病気の自覚症状が感じられにくいほか、病気の進行が速い特徴があり、何らかの自覚症状を覚える段階では病状が相当に進行してしまっているケースがよくあります。

そのため、すい臓がんについては定期的にがん検診を受診し、がん細胞やがんの兆候を早期に発見することが重要となります。すい臓がん検診では、他の臓器の検診と同様に超音波検査や血液造影検査などによる検査を受けることができますが、最も検査の精度が高い検査方法としてCTやMRIといった検査があります。



すい臓は他の臓器に囲まれるように配置されていることから、通常のX線検査のように平面の画像解析では状態を詳細に把握することが難しく、正確な情報を得るためにはCTやMRIといった立体的に画像解析を行う検査方法が適しています。

CTやMRIによるがん検診は大型の検査機器を用いることから受診できる施設は限られていますが、これらの検査方法では一定の範囲を一度に検査することができるため、他の臓器へのがん細胞の転移などについても併せて検査できることもメリットとなっています。